塾長ブログ
10.12015
読書のすすめ
お彼岸もすぎ、日がすっかり短くなり秋の夜長を実感します。
よく『読書の秋』と言われますが、最近特に読書の重要性を感じます。
小学校低学年はまだ読み聞かせでもいいです。
また高学年以上では簡単な本からでもいいです。
ぜひ本に触れる機会を増やしていただきたいと思います。
読書の効果として3点あげたいと思います。
1.語いが増える
年齢を重ねるにしたがって、お互いのコミュニケーションの質や、
触れるメディアの質が高くなります。
それは使われる語いが増えるということでもあります。
学校の授業でもドンドン難しい言葉を使うようになってきます。
読めるけれど意味が分からない
聞き取れるけど意味が分からない
という状態の子どもが少なくないようです。
意味の分からない言葉を相手にたずねるのも、だんだん恥ずかしくなり、
そのまま聞き流すようになって、
しまいに会話についていけなくなってしまうのです。
たくさんの言葉を覚え、使えるようになるには読書が効果的です。
2.文字や文章に対するアレルギーがなくなる
読書が嫌いな子は、テストに取り組んでもまず文字が多いと、
そこでやる気をなくしてしまいます。
いまや高校入試を見ても国語のみならず、
理科や社会でも資料などの文字量がどんどん増えていて、
昔の暗記科目のイメージは薄れています。
文字アレルギーの子はそれだけで大きなマイナス要因になるのです。
読むことに抵抗をなくすのには本が好きになることです。
3.英語力がつく
文章の構成要素は日本語も英語も大きくは変わりません。
国語力がある子は英語の理解も早いです。
またわからない単語があっても前後の文脈から推測できたりするのは国語力がある子です。
英語力は言語能力であり、母国語の言語能力のない子が他国語に強いわけがありません。
英語を強くなるにはまずは国語です。
最近の様々な国の施策を見ていて、
「表現力」「読解力」「コミュニケーション力」といった
「言語能力」が重要視されてきているのは明白です。
是非とも本に触れる機会、文字に触れる機会を増やしてあげてください。
色々な部分に効果が出てきます。
塾長 木口