塾長ブログ
12.12015
幸せになるために
教室に、
今やっていることは
だれのため?
何のため?
という言葉を張り出しています。
先日も子どもたちには、この言葉の意味を改めて話をしました。
私たちは日常生活でよく『~から』の行動や判断をしています。子どもたちも同じです。
・おなかがすいたから食べる。
・疲れたから寝る。
・楽しいからゲームをする。
・わからないから勉強をしない。
など、このようなことを当たり前のことのように、深く意識したり考えたりせずに行っています。
しかしこれらには面白い特徴があります。じつは視点を変えてみると
・おなかがすいたからとりあえず食べる。
・疲れたから寝るしかない。
・楽しいからゲームをやめられない。
・わからないからしかたない。
こうなっています。
どれも無条件反射のような反応で、自分の意思が働く前に行動が決まり、
自分をコントロールできなくなっているのです。
ゲームをしている子に
「どうしてゲームをしているの?」
と聞けば
「楽しいから」
友だちの悪口を言っている子に
「どうして悪口を言っているの?」
と聞けば
「うざいから」
と答えるでしょう。
では、
「何のためにゲームをしているの?」
「何のために悪口をいってるの?」
と聞くとどんな反応を示すでしょうか。
人は突き詰めていけば、「幸せになるため」に生きているのだと思います。
「不幸になるため」に生きている人はいません。
なのにこういった無意識の行動をしていると、
気がつけば不幸になる行動をしてしまっていることがあります。
『~ため』は目的です。
目的からの行動は幸せになる方向へ導いてくれると信じています。
同じ行動に見えても、
〝疲れを取るために寝る〟
〝気分転換のためにゲームをする〟
は無秩序・無制御にはならなくなります。
『~ため』の行動を促していきましょう。
塾長 木口