塾長ブログ
9.12016
客観的に見る
リオデジャネイロオリンピックが終わりましたが、
今回もそれぞれの競技からワクワク感、
そして
選手たちから感動と勇気をもらいました。
勝っても負けても、
自分のふだんの勝ち負けとは全く異なる衝動を受け、
ちょっと沈んだ気持ちのときも奮い立たせてくれました。
国民全体の一握りの人たちの挑戦が、
国全体としてきっとスゴイ活力になっているのだろうなと思うと、
改めてスポーツ選手の皆さんを尊敬します。
さて、
今回のオリンピックを見ていて選手のコメントを長年聞いていると、
同じ選手でもコメントの質が変わっていくのに気がつきます。
それはおそらくコメントだけでなく、
様々なふだんの取り組みも変わっていっているのだと思いますが、
その一因として、その選手が
自分を客観的に見ることができるようになっているのではないか
と思います。
最初は誰でも、自分の視点でしか物事を見ていません。
言い方は悪いですが、自分さえよければ、
自分の好きなように、やりたいように行動しています。
スポーツ選手も最初はインタビューを受けて、
ただ自分が思うように話をするのだと思いますが、
映像で自分のインタビューを見たりする中で、
第三者として客観的に自分を見る機会を持つことができます。
そこにいる自分がかっこよく思えるか、
また自分の言動が他者にどんな影響を与えるか、
などを自分の映像を見ながら考え、よりかっこいい自分を目指していく、
そこにコメントの変化が起こっているのだと思います。
では、日常の中で私たちならどうすればよいでしょうか?
「今の様子を別の人になって、陰から見ていたらどんなふうに見える?」
「天井にあるカメラから今の自分を見てたらどう見える?」
こんな質問をしてみてください。
子どもはイメージする力を豊富に持っています。
完全な第三者として自分の言動を見ることができるはずです。
かっこ悪い自分が好きな人はいません。
他者の目が全く気にならない人もいません。
自分を客観的に見る機会を持てる質問をしてみてください。
そうすれば、自分を客観的に見ることができるようになり、
本当になりたい自分に向かって進んでいくことでしょう。
塾長 木口