塾長ブログ

どんな気持ち?

「こうしたほうがいいだろう」
 「こうすべきだ」
 「こうしなければいけない」
頭ではわかっているのに、行動できないことは大人でも当たり前にあることです。
子どもたちも、
 「勉強したほうがいい」
 「勉強すべきだ」
 「もっと勉強しなければいけない」
みんなちゃんとわかっています。

実は人間は頭の理解だけでは行動が難しいものなのです。
では何が行動を後押しするのかと言えば、感情(気持ち)です。

医者から「もっと体重を落とした方が健康にいいですよ」と言われ、
それは分かっている人に、他の人が「もっとやせなきゃダメ!」と言っても
人間関係を悪くするのが関の山です。

子どもに「もっと勉強しなきゃダメでしょ!」は全く同じことなのです。

分かってはいるけど、行動を邪魔する感情があるのです。
(不安、面倒くささ、悲しみ、苦しみ、恐れ、劣等感、心配、あきらめ…)
でもそういう感情はなかなか表には出せないもの。

「今どんな気持ちなの?」
 「やろうとするときどんな気持ちになるの?」
など、感情(気持ち)を聞いてあげましょう。
感情を言葉にすることで、その感情と向き合うことができるようになります。
行動を邪魔するマイナスの感情は無理やり捨てようとするのではなく、
その感情の存在を認めてあげて、感情が暴走しようとするのをなだめ、
行動の邪魔をしないようにしてあげるのです。

「どんな気持ち?」
感情を言葉に出せるように声をかけてあげましょう。

塾長 木口

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