塾長ブログ

がんばっているね

新型コロナウィルスが現れて、すでに半年以上が過ぎ、未だに収まる気配は感じられません。
この間、大人も子どもも多くのことができなくなり、制約され、変更を余儀なくされて、
自分の意思とは無関係に色々なものを失いました。
特に子どもたちの一年は、大人の一年とは比べものにならない、かけがいのないもので、
その年にしか経験できないことがたくさんあります。

運動会、音楽会、修学旅行、登山や社会科見学、スポーツ大会や習い事の発表会、
また、夏休みの旅行やキャンプなどができなかったおうちも多いと思います。
本当に貴重な経験ができなかった子どもたちですが、みんな前を向いて頑張っています。

この新型コロナウィルスの影響は、私たち一人一人の力ではどうすることもできない、
いわゆる〝仕方のない〟ことが多いです。
仕方のないことというのは、時に理不尽であり、
怒りや悲しみをぶつけるところさえない、納得できないものです。
きっと、子どもたちの心の中には〝仕方のない〟という絆創膏の下に傷が残っていると思います。
そして、その傷を本人の気づいていない無意識の中に封じ込めている可能性もあります。
ただ、コロナ禍でのことは特別のものとして、〝仕方のない〟を日常化しないように
サポートしていくことが大事です。

大人でさえどうしたらいいか対応に苦慮している中、
初めて向き合う我慢の世界で、子どもたちは本当にすごいなと思います。
「よくがんばっているね」の気持ちで接していきたいと思います。

私たちが想像できない厳しい戦時中を過ごしてきた戦前生まれの方々。
今の世の中の礎を築いてくださっただけでなく、今も本当にたくましく生きていらっしゃいます。
比較するべきことではないかもしれませんが、
今の子どもたちもこの困難を乗り越えて、たくましく成長し、
新たな世界を作っていってくれる世代になってくれるのではないでしょうか。

子どもたちの様々な気持ちを支え、応援していきましょう。

塾長 木口

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