塾長ブログ
6.12020
様々なアプローチ
今までに多くの保護者の方とお話をしてきて、よく聞くことが、
「私が習った頃とやり方が変わっていたりするので、宿題はなかなか教えられない」
という声です。
確かに教科書を見ていると、むかしとは違う解き方になっているものもあり、
『教科書と違った解き方だったらどうしよう』『やり方が違うと指摘されたらいやだな』
というお気持ちはよくわかります。
では、教えない、関わらない方がいいのか?と言えば、それはNOです。
答えにたどり着くには、様々な方法があることこそ、今の子どもたちに学んでほしいことであり、今求められていることなのです。
「先生と違う」と言われたら、
「そう、それは良かった!こうやっても解けるんだよ。」
でいいのです。
さらに、『聞かれたけどわからない、どうしよう』というときは、
「じゃあ、一緒に調べてみよう(考えてみよう)」
です。
「自分で調べてごらん」と丸投げせずに一緒にやってみてください。
教科書を一緒に読んでみても良いし、ネットで検索してみたり、動画で勉強しても良いです。
どうすれば自分が得たい答えを得られるかという力を身に着けることが、何より大事なのです。
実は、同じことをネットで調べようとしても、子どもによって大きな差が出ています。
解き方にも、調べ方にも様々なアプローチがあり、物事には様々な側面があることを知っていることが、これからの社会を生き抜く力につながっていくと思います。
私はつまづいている子に、「少し面倒かもしれないけど、こういうやり方もあるよ」と提案することがあります。
それぞれの思考パターンがあるので、手順が多くても、その方がミスなく解けることもあります。
最短ルートでなくても、その子にとっては最適ルートだったりするのです。
是非、ご家庭でも様々なアプローチがあることを感じ取れる関わりを心がけてみてください。
今回も読んでくださりありがとうございました。
塾長 木口