塾長ブログ
2.22020
転ばぬ先の杖
『転ばぬ先の杖』ということわざがあります。
意味は、失敗しないように、前もって準備しておくということです。
私たち親は、子どもにいろんなことをやってほしい、挑戦してほしいと思う一方で、失敗したらどうしよう、失敗しないように、とも思います。
そんなときによくやってしまうのは、
①やり方を教える
②段取りをする
③手伝う
④やってあげる
子どもが挑戦するもののレベルもありますが、
子どもが「やったー」と本当に挑戦したという達成感を得るという観点から見た時、どう感じますか?
私たちはあまり深く考えずにやっていそうですが、
①→④へ行くにしたがって、「これって本当に子どもが挑戦しているの?」と思えてきます。
その特徴として、④にはすでに入っているのですが、①~③も語尾を「あげる」に変えることができます。
「教えてあげる」「段取りをしてあげる」「手伝ってあげる」となります。
子どもの主体性というよりも、上から目線で『与える』というような感じです。
つまり、転ばぬ先の杖を親が用意しているような感じです。
パパママコーチがやることは、子どもと同じ目線で
①挑戦を喜ぶ(ほめるよりも自らが喜ぶ)
②やることへの気持ちを聴く
③必要なサポートがあるか聴く
④応援する
になります。
当然、教えることが必要な場面もありますが、それは子どもの要求に応じてのこと。
転ばぬ先の杖は、自分で準備するものなのです。
準備するのを手伝うことはあっても、準備してあげるでは、せっかくの挑戦に水を差してしまいかねません。
実は、転ばぬ先の杖などいらないのかもしれません。
お子さんの力を信じ、挑戦を応援しましょう!
塾長 木口
Refメソッドトレーナー