塾長ブログ
8.12018
ダメ宣言
7月に世界的イベント『サッカーW杯』が行われたのは記憶に新しいところです。
テレビ好き、スポーツ好きの私の両親も夜中まで起きて、にわか解説者気取りであれこれ言っていました。
ふだんから野球などを見ていては、ひいきチームに勝ってほしいのに、何かあるごとに
「あ~、こりゃダメだ!」
「あ~、また負けるな・・・」
と先回り(?)してダメ宣言をします。
今回も例にたがわず、日本がちょっと劣勢になると、まだ0対0でも
「ぼろぼろだ!もう負けだ!」
一緒に見ていた孫たちは
「どうしてそんなこと言うんだよ。もうおじいちゃんたちとは見たくない!」
と部屋を出ていってしまいました、、、
私たちも意外と同じようなことを言っていないでしょうか?
これは、あらかじめマイナスの予測をすることで自分を守ろうとしている『自己防衛反応』なのです。
プラスの予測をしてマイナスの結果が出たときよりも、
マイナスの予測をしてマイナスの結果が出たときの方が、うれしいわけではないのですが
「自分の予測があたっていた」と自分を納得させることができ、落胆をおさえられるのです。
「どうせ大したことできないんでしょ」
「○○くらいできれば、いい方じゃない」
「無理じゃないの?」
そして、結果を見て、
「やっぱりね」
自分の心は守れても、子どもの心をプラスにはできません。
未来の『ダメ宣言』よりも、
未来の『できるよ宣言』
子どもたちの心にプラスの火をともしましょう。
塾長 木口