塾長ブログ
9.12017
背中を押す
「やりたいと思っているけどなかなか…」
「頭ではわかっているんだけど身体が…」
「どうしようかなー、でも踏ん切りがつかない…」
皆さんは、こんなことはありませんか?
子どもたちにもこんな場面はたくさんあります。
頭でわかっているからこそ、他人(親)から言われると反発したくなるのもこのためなのです。
頭と身体(行動)が一致しないのは、その源にある感情が行動を邪魔をしているからです。
その邪魔する感情とは、大きくまとめれば〝不安〟と〝恐れ〟です。
大きな不安や恐れははっきりと認識できるものですが、
〝小さな不安〟や〝漠然とした恐れ〟は自分では気づきにくいものです。
そんな時に有効なのが『背中を押す』ことです。
軽くポンと背中を押してあげるイメージで、
「やってごらん大丈夫だよ」
「きっとできるよ」
「お父さんがついているよ」
「お母さんは信じてるよ」
など
不安を和らげたり安心感を与えたりする『承認』の言葉や『応援』の言葉によって、
行動に踏み出せることがあります。
ただ、背中を押す言葉を使うときに気をつけたいのは、(気持ちが)前を向いているときに使うということ。
後ろを向いているときに背中を押せば、後ろに進んでしまいますね。(笑)
「もし成功したらどんな気持ち?」
「できたときはどんな顔になる?」
「うまくいったときに手に入れられるものは?」
など、前向き質問の後に背中を押す言葉はベストの組み合わせです。
さあ、承認の言葉、応援の言葉で子どもたちの背中をポンと押してあげましょう。
塾長 木口