塾長ブログ
7.12017
「私は」で伝える
私たちは自分の考えと相手の考えが違い、相手の考えを否定したくなる時に
「○○するのが常識でしょ」
「ふつうは○○するんじゃない?」
といった、言い方をしがちです。
ほかにも「一般的には」「当然」といった言葉も使います。
あまり意識はせずに使っている言葉ですが、
言われる側からすると、
「あなたは非常識」
「あなたはふつうじゃない」
「変な人」
と言われているようなものです。
『1対1』で話をしているのに、常識とかふつうという言葉によって
『世の中の大多数の人対自分』
という圧倒的不利な状況におかれていて、
「あなただけ×」
と非難されているように感じてしまうのです。
では、どのように自分の考えを伝えるのか?
それは
「私は…」
「お母さんは…」
「お父さんは…」
というように一人称の主語をつけることです。
非難されていると感じると受け取れなかった言葉も、
一人称で伝えることにより1対1の関係が出てきて受け取りやすくなるのです。
「私は、○○だと思うよ。」
「お母さんは、○○のように感じたよ。」
「お父さんは、○○と考えるけど、どう?」
このように言うと子ども自身に考える余地を与え、
振り返ることやこれからやりたいことについて冷静に向き合うこともできるようになります。
『多勢に無勢』などとも言いますが、相手を追い込まずに、
正々堂々と1対1で向き合ってみてください。
塾長 木口