塾長ブログ
4.12017
怒らない
先日、ある方から、
「怒りって瞬間的に出てくるじゃないですか。
だから気がついたときには怒っているんです。
木口さんが怒っているのを見たことがないのですが、
どうやって怒りをコントロールしているんですか?」
と聞かれました。
そう見てもらえるのはうれしいことですが、僕も怒りの感情はよく出てきます。
昔は自分では怒りを抑えているつもりなのに、周りからはバレバレで、
思いっきり怒っているオーラを出していたこともありました。
そんな私が、教育コーチングを通して、
以前よりも怒りをコントロールできるようになってきた経緯をお伝えしようと思います。
①「怒りスイッチ」を見つける
感情は心の反応ですが、からだとも密接につながっています。
怒りの感情が出るとき(出てきたとき)に必ずからだにも反応がでます。
その反応をつかむのです。
私の場合は『奥歯に力が入る』という反応が起きます。
奥歯に力が入ったら、怒りが出てきている証拠とばかりに
「出てきてる、出てきてる」
と自分の怒りを観察するのです。
観察できると不思議と怒りが弱まってきます。
こんな風に自分の心とからだの反応を観察してみることを学んだのが第一歩でした。
②怒りを禁止せず、怒りの逆をする
怒らないようにと怒りを押さえつけようとすると、実は怒りパワーは増大してきます。
怒りを押さえるのではなく、その逆をしてみることにしました。
怒りの逆とは『笑顔』です。
しかし私の中にある信じ込み(ビリーフといいます)は、
「笑っていると人から軽く見られる」
「にやけた人は信頼されない」
としていて、笑うことに抵抗をつくり出していました。
私の中では【笑う=ヘラヘラ、にやにや】としていたのです。
それを【笑う=ニコニコ】に言葉を変えました。
するとだんだん笑うことに抵抗がなくなり、
素直に笑えるようになり、
怒ることが減ったのです。
怒りを無理に抑えたり、我慢しているわけではないので、
ストレスも弱まり精神状態もよくなったのです。これが第二歩目です。
実は怒ってもストレス発散にはなりません。
それよりも逆に怒ることでさらに精神状態を悪化させることだけは避けたいですね。
塾長 木口